限界を迎えた現代社会を解放する、Society 5.0
今、急激な変化の波が世界に迫っている。デジタル革新の波は止まることなく、個人の生活や行政、産業構造、雇用などを含めて社会のあり方を大きく変えていく。技術の進歩により社会が進む方向には、無数の選択肢がある。技術は生活の質や利便性の向上などのメリットをもたらす一方で、雇用への影響や格差の拡大、富や情報の偏在などの影の面も生じさせうる。それをどちらの方向に導くかは私たち次第である。
Hiroaki Nakanishi is chairman of Keidanren, the Japanese business association.