Naoko Tochibayashi

Communications Lead, Japan, World Economic Forum

Most Popular

Nature and Biodiversity

気候変動で長期化する花粉シーズン

世界的に花粉の飛散量が増加し、花粉症による健康被害が年々深刻化しています。 花粉の飛散は、気温や雨量の変化と密接に関係しており、気候変動で春の気温が上昇することで、植物が花粉を飛ばす時期が大幅に早まり、その期間も長期化します。 日本の花粉症のほとんどがスギ花粉によるものであることから、林野庁は、無花粉スギや花粉をほとんど出さない少花粉スギの苗木の生産拡大に取り組ん...

12 Apr 2023
Equity, Diversity and Inclusion

日本経済のこれから、今年の春闘が契機となるか

日本の労働組合と経営陣が賃上げなど労働条件の改善について交渉する春闘で、初回集計結果の正社員の賃上げ率が平均3.8%引き上げとなり、1993年以来の高い伸び率となりました。今後は、この賃上げの勢いが日本の雇用の70%を占める中小企業に波及するかどうかが、日本経済再生の鍵を握っています。

28 Mar 2023
Industries in Depth

悲劇を繰り返さないために、ダークツーリズムにできること

戦争や災害といった人々の悲しみの記憶を巡る旅「ダークツーリズム」は、新たな観光のあり方として世界で注目を集めています。 東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方では、広島に続きダークツーリズムが盛んになってきています。 悲劇の記憶を受け継ぐことは、未来への備えとなり、観光による地域への経済効果をもたらします。

09 Mar 2023
Business

ふるさと納税から考える税のあり方

ふるさと納税は、都市部と地方自治体の税収格差を緩和し、地方再生を図る目的で誕生した国の制度です。 利用者は、寄付をした自治体から寄付金額の最大30%相当の返礼品が贈られることで、この制度は広く普及しました。 しかし、ふるさと納税による都市部の自治体の財源流出は、住民への公共サービスの低下が懸念されるほど深刻な課題となっています。

15 Feb 2023